不妊治療していることを話す?会社編
妊活をしているとき、最初は
会社の人へは妊娠するまで内緒にしておきたい、と思っていました。
私の雇用は「契約社員」だったので、
妊活について話すことで、
さっそく私の後任を探されたり、次回の更新がなかったら・・・と思うと不安で
しばらく相談せず、「通院で・・・」「私用で・・・」など
何かしら理由をつけて早退していました。
(法律上、妊活妊娠を理由に解雇するのは違法なんですけどね。
会社だって運営上人が一人減ることでいろいろ大変ですから)
■治療方針により隠し切れない
治療方針が決まるまでは、そんな感じで乗り切っていたのですが
いざ、治療方針が決まると(私の場合は人工授精)
さすがに誤魔化しがきかなくなります。
人工授精は排卵の周期に合わせて行う治療ですから、
計画的に「○日に有給ください」なんて言えません。
先生から「2日後くらいに排卵しそうだから、その日に人工授精しましょう」とか
急に「明日朝にきて」とか言われますから。
1回ならまだしも、
不妊治療はいつ終了するなんて誰にもわかりません。
長期的な治療をする場合は、
信頼できる上司・同僚には相談しておいたほうがいいと思います。
特に私の場合は10名規模の小さな営業所で、
全く同じ仕事をしている人はおらず、「一人事務」でした。
自分だけしか出来ない・わからない業務が複数あり、
私が半日・1日欠けることで、その仕事に穴があいてしまいます。
(同じ仕事をしている人が他にたくさんいたら心強いんですけどね。。。)
もし自分が逆の立場だった場合、急に休まれて
そのしわ寄せが自分に来たらいい気持ちはしないだろうなと思います。
幸い、私の上司は女性で、
妊娠・不妊治療についても理解があり、
「うまくいくといいね」「がんばってね」と応援してくれました。
私も出来るだけ迷惑がかからないよう
引き継ぎ書を作成したり、
自分ひとりでやっていた仕事をすこしずつ周りに共有して、
突発休のときもなんとか乗り越えてきました。
周囲へ不妊治療を完全に隠し、
同僚に嘘をつきながら仕事をするよりも
会社の中で誰か知っている相談できる人がいるというのは
仕事も治療も前向きに取り組めますし、安心するものなんだと実感しました。
■感謝の気持ち・謝罪の気持ちを忘れない
仕事を休むということは、やはり誰かに迷惑をかけるということです。
それに会社には結婚して子供がいる人もいれば、
既婚者で子供がいない、
未婚の方、男性、女性・・・
いろんな境遇の方がいます。
なので「妊活しているから休んで当然!」みたいな態度は絶対しないように気を付けました。
上司や同僚へ最大限の感謝と配慮を忘れずにいれば、
不妊治療と仕事との両立はうまくいくのではないでしょうか。